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薬局目線の防災の備え

TIPS

 

2024.1.22

こんにちは!広報のwadaです。

 

まずは令和6年能登半島地震により被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。被災された皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

今回は薬局目線で防災の備えをお話します。

 

・お薬手帳
☆特に持病のある方、飲んでいるお薬がある方
お薬が持ち出せなかったり、かかっている病院が被災してかかれない時に必要になります。飲んでいるお薬が分かれば別な病院にかかったり、災害派遣で来たお医者さんが処方する判断の手助けになります。
またお薬手帳やお薬の説明書も持ち出せない場合もあると思います。普段からスマートフォンや携帯電話に写真やメモ、お薬手帳アプリにお薬の情報をいれておくのもおすすめです。

 

・歯みがき、洗口液、簡易トイレ
断水になりトイレが使えない状況になると、トイレに行く回数を減らそうと飲み物を控える傾向があります。そのため脱水になりやすく、口の中の雑菌が増えることで肺炎になりやすいそうです。
口の中の清潔を保つために、食事後に水があれば歯みがき、なければ洗口液や液体歯みがきを使用してなるべく肺炎リスクを減らしましょう。
また断水に備えて簡易トイレを用意しましょう。水分を飲まないで脱水になると肺炎だけでなく、便秘や脳梗塞、心筋梗塞のリスクも高まります。

 

・ウエットシート
断水などで手洗いが難しい時に使用できます。感染症や食中毒対策で食事前やトイレの後に使うと良いです。アルコール使用のものとないもの両方あると便利です。

 

・カイロ、アルミシート
寒い時に体を温めるのにカイロやアルミシートを使うと、体温の低下を防ぐことができます。同じ体勢でいると体の血流が悪くなったり、エコノミークラス症候群になりやすいので、定期的に体を動かしたり水分を取るように気をつけましょう。

 

一般的な避難袋の他に、普段から使用できるものを用意して、使いながら補充をするローリングストックをしましょう。保存食は好みがあるので一度食べてみることも大事です。

アレルギーのある方は備蓄にアレルギー対応食を用意したり、赤ちゃんがいる方は粉ミルクの他に液体ミルクのストックがあれば便利です。ほ乳瓶が洗えない時は小さめの紙コップがほ乳瓶代わりに使えます。

 

必要なものは年齢や家族構成によっても変わりますが、定期的に見直しをしましょう。