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【先輩ブログ】トレーナーのNです!【とちぎロボケアセンター】

先輩ブログ

 

2025.7.9

こんにちは!とちぎロボケアセンターでトレーナーとして働いているNです。
今回は、私のとある一日をご紹介します。これを読んで「ちょっと面白そうかも…!」と思っていただけたら嬉しいです。

 

心地よい一日のはじまり〜朝のお清めと清掃〜

おはようございます!朝の空気がすこしずつ新しい一日に染まりゆく8:30、私の一日は「整えること」から始まります。
まず私が向かうのは…モップや消毒液ではありません(いや、それも使います!)。神棚です。
当施設では、お客様が安心してトレーニングに取り組めるよう、毎朝“場を整える”ところから始まります。榊の水を取り替え、神棚を丁寧にお掃除。そこに流れるのは、ただの「作業」ではなく、「今日も一日、どうか皆が安全に健やかに過ごせますように」という祈りです。心の中でそっと祈るこのひとときが、私のスイッチを優しく入れてくれます。

 

そして、そこからはセンター全体の清掃へ。
中でも私が「ちょっと気合い入れてます」と公言しているのが…そう、トイレ清掃です!
実は当施設のトイレ、お着替えスペースや簡易ベッドまで完備した広々仕様で、私の中では密かに“自慢のお部屋”と呼んでいるんです(笑)
ご利用者様には「ぜひ帰りに立ち寄ってくださいね」とお声がけすることも。
実は外出時のきれいなトイレ探しって大変なんですよね。トレーニングを終えて、帰る途中でキレイなお手洗い探しに苦労されることがないように――と思います。
その願いを込めて、今日もピカピカに磨き上げます。そう思えば思うほど、「誰かの安心につながるかもしれない」という自己満足は、もはや私の原動力になっています。

 

チームと心をひとつに〜朝礼とミーティング〜
9:00になると本社社員と合同での朝礼。
その日の予定や業務内容、進捗状況などを報告し合います。こうしてお互いの動きや課題を確認することで、全体がスムーズに動き出します。
朝礼後にはロボケアスタッフでのミーティング。
当日ご来所予定のご利用者様の情報共有や、トレーニング内容の最終確認。外部イベントなど地域活動の進捗報告も行います。チーム全員が“つながっている”ことを実感できる時間です。

希望の一歩を共に〜トレーニングスタート〜
その後はいよいよご利用者様のトレーニング開始です。
お迎えに伺うと、「楽しみにしてたよ」と笑顔で迎えてくださる方も多く、こちらの気持ちも自然とあたたかくなります。
当施設では、脳卒中後遺症(脳梗塞・脳出血等)、脳性まひ、パーキンソン病、脊髄損傷などの疾患による後遺症に向き合う方々がトレーニングに取り組まれています。
自力で歩く・座る・腕を動かすといったことが難しい中、それでも「もう一歩進みたい」「生活をもっと楽しみたい」と願って励まれる皆さんの姿に、私自身が背筋を伸ばされる思いです。

 

地域に息づく技術と誠実さ〜センター長の存在〜
この施設が誇るのは、認定理学療法士であるセンター長の存在。
理学療法士のなかでも約9%しか持たない専門認定資格を有するセンター長は、技術はもちろん、誠実で温かい人柄によってご利用者様から厚い信頼を得ています。
私はそんなセンター長のそばで日々トレーニングをサポートしながら、「見てもらえて本当によかった」と声を寄せられる姿を目の当たりにしています。
この技術と人間性の両輪こそが、地域にとって大きな価値だと感じています。

一日の終わりに込める願い〜振り返りと準備〜
トレーニングが終了すると外は夕暮れ。一日のご利用者様の振り返りと、次回のトレーニング内容の検討が始まります。
その後は翌日の準備。利用者様情報の確認、枕カバーの交換、機器の点検や清掃などをして、また安心してトレーニングに取り組んでいただけるよう、整えていきます。窓の外に広がる夕空に、「今日もありがとう」と、そっと言葉をかけるような気持ちになります。

 

これからに向けて〜私の目標〜
今後は、理学療法士の指導要領に基づいたフィットネストレーニングを単独で実施できる力を身につけることが目標です。
身体構造や動きの仕組みを正しく理解し、それを根拠にご利用者様の健康改善に役立てられるよう、実践力を磨いていきたいと思います。
専門性と人間性を兼ね備えた存在になれるよう、日々努力を重ねながら、一歩ずつ前へ進んでいきます。
…そんな一日を過ごしています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度、施設にもお立ち寄りください。とちぎロボケアセンターで、皆さまの“次の一歩”をお待ちしております。