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管理栄養士に聞きました!新型栄養失調について

栄養新聞

 

2024.4.8

こんにちは!広報担当のT.Yです。

 

「新型栄養失調」という言葉を聞いたことがありますか?

栄養失調というと、発展途上国や戦後の食糧不足により起こるイメージがあると思いますが、食糧が豊富な現代においても栄養失調になることがあります。それが「新型栄養失調」です。

 

原因は年代や性別によって異なります。高齢者の場合は歯の不調により硬いものが食べにくくなる、食事の準備が億劫になる、買い物が不自由になる等があります。

女性の場合は過度・自己流なダイエット、男性の場合は食事に時間がかけられなかったり、付き合いで外食が多くなることがあげられます。

 

不足しがちな栄養

●たんぱく質

身体をつくる素で臓器や免疫に必要な栄養素です。筋肉量が減少すると代謝が悪くなり、太りやすい原因にもなります。

<多く含む食品>

肉・魚・卵・大豆製品・乳製品

 

●カルシウム

カルシウムは骨をつくるだけでなく、血液を固め出血を抑えたり、神経を安定させる働きもあります。

<多く含む食品>

小魚・乳製品・大豆製品・小松菜

●マグネシウム

血管を広げ血圧を下げる働きや、血栓をつくりにくくする働きがあります。長期的な不足により、骨粗鬆症や糖尿病のリスクを高める可能性もあると示唆されています。

<多く含む食品>

未精製穀類・豆類・種子類・海藻