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【先輩ブログ】医療事務のSです!【コスモ薬局大平店】

先輩ブログ

 

2025.10.10

コスモ薬局大平店にて勤務しております医事課のSと申します。

クリニックと薬局の違いについて私なりに感じたことを医事課目線でご説明できればと思います。皆様のご参考になれば幸いです。

私は2019年にファーマシー中山株式会社に入社し、その前は消化器内科のクリニックにて7年弱勤務しておりました。

専門学校で医療事務を学び就職しましたが勉強したのは病院側の内容ばかりで、薬局の内容は全く異なり、

私の知識が活かせたのは保険についてと消化器系のお薬の知識のみでした。

 

現在の業務内容は、患者様ご来局時の対応、電話応対、処方箋の入力、お薬の準備、

LINEや電子お薬手帳での調剤予約の受付・準備、介護施設等のお会計処理や毎月のレセプト業務(請求)、

薬の在庫管理、そして薬局内の清掃など多岐にわたります。

 

クリニックと薬局両方を経験してみて、それぞれに向き・不向きがあると感じます。

私の経験では、クリニックは患者様との距離が近く、診察室への案内や症状確認、体温測定なども行いますが、業務は比較的単調です。

お会計の計算も電子カルテではオーダーは医師が出すため、事務は加算の算定漏れがないか確認する程度です。

しかしいまだに手書きのカルテを使っているクリニックもあるため、個性的な字を書く先生だと読み解くのが大変な場合もあります。

 

対して薬局では患者様との会話のほとんどが受付で行われるため、薬局に入った際の第一印象は医事課が担います。

そのため朗らかな笑顔と丁寧な話口調で対応することを心掛け、短い時間に薬局の良さを詰め込みます。

仕事内容の覚える量は薬局のほうが多いですがその分いろいろな仕事ができるという楽しさがあります。

薬に毎日関わるので否が応でも薬の知識は増えます。何かあったときに薬を知っているのと知らないのでは大きな違いがあると感じました。

会社の方針によって同じ薬局でもいろいろなところがあるとは思いますが私には薬局のほうが向いていたように思います。

 

 

 

現在医療現場は日々新しいシステムが導入されていき近年の代表的なものがマイナンバーカードの導入です。

仕事に慣れた後でも新しいシステムや計算方法の変更など学びの毎日です。

使う機会が少ない方には、医療機関での運用方法をご存じない方もいるかもしれませんので、マイナンバーカードについて少し説明させていただきます。

 

【マイナンバーカードについて】

まずマイナンバーカードに記録されるデータは保険証の情報、医療機関で受けた検査や、お薬処方の内容、手術歴、特定検診の結果などです。

これらは受付時に患者様の同意がない限り、医療機関が閲覧することはできません。

薬局では保険証の確認と薬の飲み合わせの確認で閲覧させていただいております。

同意後も閲覧権限は24時間のみで、時間が過ぎると閲覧できなくなります。

診療情報は1か月分まとめて翌月11日以降に更新されるため、リアルタイムの情報が確認できないのが難点です。

また、ICチップにはプライバシー性の高い詳しい病歴などの情報は保存されておらず、不正に読み込もうとすると自動で破損します。

そのため、暗証番号を3回間違えるとロックされ、市役所で解除しなければ使えません。

 

医事課で一番助かっていることは保険情報が正しく把握できる点です。

以前は就職・転職した際など新しい保険証が届く前に古い保険証で受診されると、医療機関では気づけず、負担割合以外の請求ができませんでした。

また、1か月の上限金額も把握できるようになり、余分に徴収することなく、患者様の負担も減りました。

制度は変わり続けるため、最新情報を把握し、患者様にわかりやすく説明できるよう努めています。

 

少し脱線しましたが、今医療事務になろうとしている方々が

自分に合った職場が見つけられるようなヒントになっていれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。